オリジナルノベルティの制作も承っております。
ぐんぐん凧・すいすい凧を設計した新坂和男さんのこと

このページでご紹介している手作り凧の中で|ぐんぐん凧・いろい
ろ凧・発明創作凧・立体凧・すいすい凧・連凧12連・大凧・水字骨
角凧の7機種は、新坂和男さんが設計したものです。
凧の研究家でもあった新坂さんは、1981年、単身・自費でオースト
ラリア近くのソロモン諸島へ、「魚釣り凧」の研究に出かけました。
その時撮って帰った写事が(1)と(2)です。

(1)は、大きなニッパ椰子の葉をまるごと1枚使って作った、みご
とに揚がる魚釣り凧と、まさに魚を釣らんと舟を海にくりだした漁
師さんです。
(2)は、新坂さんが日本から持参した穴あきダイヤ凧で、見事ダツ
を釣りあげだ得意顔の漁師さん。この穴あきダイヤ凧は、この年1981
年、小社の「すいすい凧」に製品化されました。

新坂さんは、凧の研究家・設計者であっただけでなく、絵本作家で
もありました。(3)は、新坂さんが小社の「連凧12連」のために
描いたイラストです。

今生きていれば、日本の凧と子どもたちの文化のために、もっと
もっとよい仕事をしてくれたでしょう。惜しくも43歳の若さで、
1987年に他界しました。
新坂さんの手になる著書も「凧の謎をとく|ポプラ社」(厚生省児童
福祉文化奨励賞受賞)、「はつめいだこ|福音館書店」(中央児童福祉
審議会推薦図書)、「とべしろふくろう|岩崎書店」「とうだいのひま
わり|福音館書店」(ほか多数)、と多彩です。
非凡な才能をもった人でした。
こんな人物に、凧を設計してもらえたことは幸運でした。
純真無垢、いや純真すぎた。というのがわたしの新坂感です。
凧作りキットの店 吉川義彦
彦一凧を作った里村彦一さんのこと
彦一凧の生みの親・里村彦一さんは、千葉県佐原市(現・香取市)で、歯医者さんをしていました。子ども好きというより、日本中の、世界中の子どもたちのことを、自分の子どものように思っていました。
今から60年ほど前、第二次世界大戦の敗戦国となった日本ではおとなも子どももその日その日を生きること、食べることにせいいっぱいでした。そんななかで、子どもたちに夢をもってもらいたいと考えだされたのが里村さんの彦一凧です。
はじめの頃の彦一凧は、近くの竹やぶから切り出した竹と魚網用の糸、お茶をつくるときのほいろ紙など、どれもお金をかけずに手に入る身近な材料で作られていました。里村さんからうかがった話では、戦争用に倉庫にしまわれていた落下傘も紙のかわりにつかったことがあるそうです。
グライダーの飛行原理を 応用した彦一凧は、よくできると1,000m以上あがります。
大空高く、ぴたりとはりついたようにあがった彦一凧をみて、天国にいる里村彦一さんが「よくきたね」と笑顔で歓迎してくれているようなきがしてなりません。
お客さまの声
●さいたま市のさつき幼稚園・香取知恵子さんからいただいたお便りです。
貴社の彦一凧作って、30年になりました。一番はじめに作った子が親となり、その子供が今年、彦一凧作りに挑戦します。
●彦一凧の大型化に挑戦した、岩手県八幡平市・岩手山焼走り国際交流村の伊藤浩二さんから届いた、写真とメールです。

この2月16日〜17日の「2008八幡平ゆきまつり」にてコーナーイベントとして
『岩手山2038メートルの大空へ 2038ミリ大凧あげ大会』 開催の結果、大成功でした。
いろいろとアドバイスしていただき本当にありがとうございました。
試作1号機、2号機を経て本番は3〜5号機の3機が飛行しました。
3機ともぐんぐん上がり一般の大人も子供も大空に浮かぶ彦一凧の手ごたえを楽しみま
した。
当日はお天気も良く風にもほどよく恵まれラッキーでしたし、3機の飛行の姿は壮観で
した!
ただ、1機は私の操縦ミス?で墜落させてしまいました・・・。(尾翼破損の左端の凧
です)
最終的には、直径3センチくらいの竹を割って竹ひごを作り骨組みに使用しました。
補強のため、よこぼね(上)とよこぼね(下)の中間によこぼね(中)を加えました。
紙は2枚張り合わせるのが難しかったので
障子紙1枚に願いごとのA4コピー用紙をのりで貼り付けました。
のりは全箇所「強力木工用ボンド」を使用しました。
糸は大工さんが使用する「ミズイト(太)」を使用しました。蛍光色が映えました。
地元小学校7校の全生徒さんと一般の方から夢、願い事を募り見ても楽しい凧となりま
した。
3月に開催する当社主催の「郷土の新酒と食のゆうべ」という地産地消イベントにも
会場ディスプレイとして飾る予定です。
伊藤さんの成功の秘訣は、彦一凧の考案者・里村彦一さんの設計で 2本になっている彦一凧の横骨を、大型の彦一凧にするために、3本横骨にしたことにあるように思います。
先人の知恵を受け継ぎながら、新しい彦一凧作りを試み、そこでさらに独自の工夫をこらす。
古いものを受け継ぎながら、新しい知恵をつけ加えて、次の世代へバトンタッチしていく――文化を担うひとのすがたを、伊藤さんの今回のしごとのなかに、かいま見せられたような気がします。
みなさんへ
風にのって、気持ちよさそうに青空を泳いでいる凧。もっと糸をくり出して欲しいと、右、左にゆれながらぐんぐん手をひっぱるときのあの感触。あの感動を子どもにもおとなにも一度は体験してほしい、とわたしは願っています。
小社は20数年かけて、145万セットの「手作り凧キット」をみなさんにお届けしてきました。
このホームページでご紹介させていただく「手づくり凧キット」は、どの凧も凧づくりをされる方たちの厳しい眼に耐え抜いてきた凧ばかりです。
もし、テレビゲームのとりこになっている方がいらっしゃったら、ぜひ一度太陽のもとに飛び出して、新鮮な空気を胸いっぱいすいながら、凧あげ・凧作りのおもしろさを味わってみませんか。
手作りの楽しさ お届けします